大リーグに野手として初めて挑戦している、二人の活躍がこの所毎日の楽しみです。自分の能力の可能性に対して、未知でより厳しい環境に身をおき、どんなプレーに対しても全力で、『投げて』、『打って』、『走って』いる姿を見ると、無類の感動を感じます。そして対照的な二人のインタビューに、それぞれの置かれている立場や、性格がストレートに伝わって来て、心の中が透けて見えるように、「言葉と、態度と、表情に偽りがない」のが、誰の目にも明らかです。
イチローの活躍はある程度見えていたが、それにしても新庄のそれはいったい何人の人が想像出来たでしょう。環境が変わったら、これほどまでに人をやる気にさせる事が出来るのかという見本を今回ほど感じさせられた・・・いや見せつけられた事はありません。そんな事を感じながら我が事のように嬉しいのです。
そんな矢先に、『”おっとどっこい” 私を忘れてはいませんか』！！とそこへ、野茂が2度目のノーヒットノーランを達成してしまいました。いったいこの男はどうなっているんだろう？誰もが『野茂はもう終わった』と思っていたはずです。そしてこれだけの快挙をやってのけても相変わらずの仏頂面でしか喜びを表現出来ない、不器用な男がまた何とも云えない。そんなことで私はここの所、嬉しいことで一杯です。
私も物作りを通して、同じような目標を持って毎日頑張っていますので、強い励みになると同時にファイトが沸いてきます。21世紀の新製品第一弾として発表したアナログレコード用のスタビライザー(大仏)は、私にとっての大リーグ挑戦(世界戦略モデル)なのです。
お陰さまをもちまして、大ヒットとなりつつあります。その詳しい感動のレポートは、向上心という無限のエネルギーとなって、私を更に奮い立たせ、次々と素晴らしい製品開発を可能とするのです。今後のローゼンクランツ製品に是非とも御期待下さいませ。
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