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改革の旗頭!カルロスゴーンVS小泉純一郎


 「構造改革なくして財政再建はありえない」。と一つの標語のように、繰り返し繰り返し小泉さんは訴えてきました。その事を証明するかのように、改革の切り札カルロス/ゴーン氏を迎えた日産は、’01/3月期の決算で3,000億円を超える黒字を出しました。現時点で全ての評価をするには危険がありますが、まず前半の滑り出しとしては大成功だと思います。

 でも私の目にはヒット車が見えません。すなわち売れていないのに利益を無理やり出したと見るべきでしょう。然るに、これからが真の実力が問われる事になります。しかしまず結果を出したと言う事で、社員たちに夢と希望を与えました。それによってリーダーは信頼感を得、社員たちの心をつかんだ事になります。何はさておいても荒波を乗り越える勇気とやる気を起こさせた事が成功への第1歩であることは間違いありません。みんなの士気は当然上がり、良い車が誕生してくるでしょう、今後の日産が大いに楽しみです。サッカーを強くしてくれたトルシェといい、日本はフランスに随分借りが出来ました。

 1企業と国全体を同一レベルで比べる事に無理があるかもしれませんが、大きい小さいの問題ではなく、やれば出来るという事を、このたびの日産の改革を見て、国民一人一人が先ず認識する事が大切です。また、それを実行するには、今の支持率の高さが何よりも欠かす事が出来ません。そして単なるブームに終わらせず、私たちが政治に対する強い関心を持ち続ける事が重要だと思います。その意識の高さそのものが、強い抵抗や厚い壁を打破して行くのではないでしょうか。そして、私たち国民にとって暮らしやすい日本になることを望みます。


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