4つのオーディオショー

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　9月の第4週末はオーディオのイベントが4つも重なりました。

A&Vフェスタ（横浜パシフィコ）。
東京インターナショナルオーディオショー（有楽町東京国際フォーラム）。
ハイエンドショー（有楽町東京交通会館）。
真空管オーディオフェアー（秋葉原損保会館）。

　A&Vフェスタに私が行ったのは三次元スピーカーの講演があったからなのですが、23日の平日という関係を差し引いたとしてもそれにしてもガラガラでした。前身は日本オーディオ協会が主催するオーディオフェアーですから、その凋落ぶりには目を覆いたくなるものがあります。本格的オーディオは何一つ無いと言ってもよいほどで、ほとんどカーオーディオとミニコンポが主体でありました。

　方や有楽町での2ヶ所は、昨年より明らかに来場者が多かったように思います。それもそのはず、この二つは上記のオーディオフェアーからの脱退組みからなっていて、自分達のやりたい事がハッキリとしているからお客さんを呼べているのだろうと思います。

　それでも私の耳で感じる限りでは、上手くセッティング出来ていて良い音で鳴っているブースはありませんでした。特に今回ほどそのセッティングコンディションの良し悪しが手に取るように見えたのは私にとっても驚きでした。それはこの2年間、音のクリニックで全国を回って来た事が知らない間に私の耳の能力を引き上げたのでしょう。

　
　キーワードはただ一つ！。

　その部屋に於ける音の良いスピーカーのポジショニングの確保が出来ていない事に尽きます。

　その事が、低・中・高のエネルギープロポーションの悪さとなって現れるのです。

　ドローンとした低音、キツイ高音、音量を上げても力のない音、スウィングしない音楽等・・・。

　こうした音の症状となって現れるのです。

　この因果関係に気がついている人は皆無といってよいでしょう。

　原因が解っていないから良い音を作れないのです。

　
　来年はどうか分りませんが、2年後には間違いなくいずれかのフェアーに出店しようと考えています。当初2年間でオーディオ巡礼の旅を完成させようと思っていたのですが、「カイザーゲージ」など気合の入った商品開発に時間を割きましたので全国制覇するまでにあと1～2年掛かりそうです。それまではグッと膝をかがめて更に自分に実力を付けようと思っています。その時には「カイザーゲージ」の真の力が否が応でも証明されるでしょう。