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ホンダのF1挑戦


 今日のプロジェクトXは良かった。

 バイクメーカーホンダのF1挑戦の物語です。

 時は東京オリンピックの開かれた昭和39年。

 バイクレースでは連戦連勝で向かうところ敵無しの状態。

 エンジンはフェラーリをも越す馬力を誇っての参戦でした。

 
  それでもオーバーヒートや謎のスピードダウンに悩まされリタイヤの繰り返でした。

 エンジンその物に問題があるのではないかという声に対して、

 エンジン設計者は調整陣が悪いと聞き入れなかった。

 バイクレースで有り余るほどの実績があるから、

 エンジンについて疑う余地は100%無かったのでしょう。


 既にバイクで上げた1年分の利益にあたる20億円を費やしていたのです。尻に火が付いたのでしょうか?、強気のエンジン設計者もバイクと車では全く別のものではないか?と考えられるようになったそうです。休戦させてまでして、すぐさま海外に居たF1スタッフ全員を日本に戻し、エンジンの設計をやり直す為に気がついた事をドシドシ述べてもらい新技術に反映させたそうです。
 
 調整担当の一人が気がついたのは、バイクの場合カーブで車体を倒して走るので、遠心力によってエンジン内部のオイルも同時にメカに対してレベルを保つ事が出来る。しかし、車の場合カーブに差し掛かった時でも地面に対して車体は水平なのに、エンジン内部のオイルは外側に傾き、12気筒エンジン内側の一部分はオイルレス状態になり、オーバーヒートするのではないかとにらんだのです。

 船のタンカーのようにエンジンルームを細かく壁で仕切る事でオーバーヒート問題は解決させ、なおかつ謎のスローダウン対策はエンジンに送り込むジェット燃料の量を上手くコントロール可能になった事でホンダの車は生まれ変わったのです。再参戦後、いきなり最初からトップを走り続け、あれよあれよという間に優勝してしまったのです。参戦2年目での優勝というのは過去に例が無いそうです。

 
 優秀デなーターが得られたからといって、

 必ず音が良い事には繋がらないとも受け止められます。


 「性能の良い物を作れる事が、良い音を作れるとは限らない」と、

 ステレオにおいても考えさせられる事が沢山ありました。


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