相撲は難しい


	三場所連続休場している朝青龍は今場所が正念場だと、周りやマスコミから言われ窮地に追い込まれていました。　左ひじの故障もあって仕上がりが遅く、稽古総見に於ける白鵬との三番勝負では全く歯が立たず、出場しないのでは？との憶測が漏れ聞こえてくるほどした。　方や新大関で初優勝も夢ではないほどの万全のコンディションで挑んだ日馬富士（はるまふじ）は、初日から4連敗を喫してしまいました。　心配されていた方の朝青龍はというと、いざ本番になると物凄い集中力と気合で危ない相撲の連続ながら初日から土付かずの6連勝してしまいました。　　場所前の大方の予想と全く正反対の結果になったのにはビックリしました。引退騒ぎどころか、優勝争いに割って入りそうな勢いになってきました。　土俵は丸く狭いので立会いに迷いが生じたり、必要以上に考え込み始めると一瞬の内に土俵の外に持って行かれます。　相撲とは本当に難しく、「心、技、体」とはよく言ったものです。

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