先ほどアメリカであったG7会議前にアメリカが非公式ではありながら、新たな枠組みとしてG4にしたらどうかいうと提案があったようです。
その中身はG7(日、米、英、仏、独、伊、加)からG4は加を除く(日、米、EU代表、中)というものです。
アメリカの債権保有国の筆頭であった日本を追い越し、1位になった中国を無視出来なくなった事が大きな原因です。
もう一つの理由として、リーマンショック以来不況に苦しんでいる世界を尻目にすぐに立ち直り、今もなお成長を続ける中国経済の力を借りずしてアメリカの景気浮揚はないとみての行動だろうとも言われています。
G4案では、はじき出される格好となる複数の欧州勢の強い反発もあり、また、米、中の二国で強引に話を決められるような情勢になりでもしたら、日本も黙って見ているだけになり兼ねず、ここは強く反対したいところです。
新たな枠組みを巡っての攻防は今後どう進んで行くのでしょう。中国の台頭により日本の地盤沈下が進んでいます。今こそ国家ビジョンを明確にしなければ日本の将来は危ぶまれます。