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貴乃花親方が予想を覆して理事に当選

7票しか読めない貴乃花親方にとっては各一門の締め付けがきつく、当選に必要とされる10票を獲得するのは余程の事がない限り難しいと見られていましたが、いざふたを開けてみると10票獲得して奇跡の当選となったのです。

そのあおりを喰らった形で、立浪一門の大島親方が8票で落選しました。その翌日、立浪一門は両国国技館で会合を開き、一人ずつに尋ねるという形で造反者追求を行ったというのですから驚きです。

その会合では名乗り出る者は無かったのですが、流れた2票の二人が分かれば処分するという話になったそうです。それについて大島親方は「”犯人”はそのうち分かるでしょう」と話したといわれています。

立浪一門の安治川親方(元幕内光法)がその日の夜おそく、貴乃花グループの大嶽部屋(江東区清澄)で会見をし、昨日の理事選で貴乃花親方に投票した事を認めた上で、相撲協会から退職する意向を明らかにしました。

単記無記名投票を保障されている理事選挙なのに実体は大きくかけ離れております。正義感に燃える若い芽がまた一つ摘み取られてしまいました。こうした出来事に対して黙って見ているようでは、文科省も無作為の罪に問われるべきです。

相撲協会内部での保身や利権争いといった醜い内面があぶりだされた格好になり、改革が求められていた協会には今回の貴乃花の一件がその一歩となってより良い方向に変わって行く事を望みたいものです。

それを待った無しで試されるのが、今回の朝青龍の泥酔暴力事件に対して出す理事会の答えであります。 

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