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土日の1,000円はもう止めて欲しい

ケーブルの新製品開発で、この一週間は明け方まで起きている事が多く昼夜逆転現象になっていました。夜の8時〜9時頃に決まって睡魔が襲って来ますが、それを過ぎると朝まで目が冴えるのです。

11月6日にはオーディオラック納品の岐阜出張が控えていて、当日は朝3時半には起きなくてはならず心配でした。時差調整の為夜の9時には寝たいと思っていたところへ、塩梅よく9時前には眠くなって来ました。これを逃したら拙いと思い急いで布団に入るとすぐに寝入りました。目覚ましが鳴る前の2時過ぎに目が覚めたのですが、丸々5時間熟睡出来ました。

予定通り5時前に首都高に入ると既に渋滞一歩手前です。でも何とか車はスムーズに流れました。可哀想ですが、首都高は午前3時〜4時あたりの僅か1時間だけしか睡眠を取れないのです。

6日の土曜日は際立った渋滞に出くわす事無く岐阜まで無事に着きました。土曜日の仕事は予定通りこなし、翌日はヴェルクという羽島郡にあるカーオーディオショップに10時の開店と同時に伺い、1時間ちょっとまじめにセールスしました。

夕方の渋滞を避けるべく各務ヶ原を11時半に出て東京へ向かいました。中央道のサービスエリアはどこも満杯。11月最初の土日は紅葉目当ての観光客で溢れんばかりです。双葉の下りサービスエリアでは武田信玄公の坐像が展示してありました。

 

祝祭日の決まり事となった、談合坂(山梨東京県境)あたりからの渋滞が心配になって来ました。悪い予感が的中です。計ったように談合坂あたりから大渋滞。全く進まないので、疲れと共に徐々に眠たくなって来ます。

路側帯に車を停めて仮眠する訳にもいかず、さりとて次のサービスエリアまで持ちそうもありません。やっとの思いで上野原インターを出る事が出来ました。そして、適当な所を探して仮眠しようと試みるも、疲れ過ぎた脳が変な興奮状態にあるのか、我が意に反して目は冴えて来るのでした。

古い町並みには何とも言えない温もりがある

下道に下りても混みようは大して変わらず、九十九折の道をノロノロ運転。それでも、強引な割り込みや車線変更の度に不規則なブレーキ操作に神経をすり減らさなければならない高速道路の渋滞の事を考えれば遥かに楽です。

八王子までの国道20号は一車線です。頻繁にブレーキを踏む事はあっても、前後の速度差だけを考えておけば良く、くねる自然の地形をなぞるように出来た道の流れの中ですから疲れは全然違います。

街道沿いに続く古くからの町並みの存在にも気づかされるきっかけになり、同じ渋滞でも一般道の方がいたって自然。何故か気分がナチュラルで居られます。時間の組み立てに余裕を持てば旧街道を通る旅もおつなものです。

結局山梨の上野原から首都高入り口の高井戸までは下道を通ったのですが、僅か60キロほどの距離に4時間半も掛かりました。

急ぐ事に慣れっこになった現代生活、自分の力を遥かに超えた科学の力に依存して生きているひ弱な現代人のありのままの姿について思わぬ形で考えさせられる事になった高速1,000円渋滞での出来事でした。

それにしても、土日の1,000円は本当に止めて欲しいです。

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