チュニジア政府に不満を持つ一人の青年の焼身自殺に始まった今回の北アフリカ中東紛争であるが、中国にも飛び火しそうな勢いである。中国共産党の一党独裁の終結を求める集会の呼びかけがインターネットを通して行われている。
「ジャスミン革命」とは、チュニジアを代表する花の名前から取られたもので、インターネットを通して広がり、そう呼ばれるようになった。
20日に呼びかけられた1回目の集会は13都市だったが、毎週日曜日に行うと予告された集会の呼びかけが更に広がる可能性がある。27日に行われる2回目の集会は23都市に増えたことが25日明らかになった。
警備が厳重なので、民主化を求めるグループが集会場所を微妙に変えるなどして調整している様子が伺われる。しかし、当局では「集会参加者は国家政権転覆罪」で厳重に処すなどとして圧力をかけている。
