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活動限定にいら立ちも 米軍即応部隊「待機」

(共同)
 2011.3.19 18:40

東日本大震災と福島第1原発の事故を受け、米軍は空母や無人機を投入して支援作戦「トモダチ」を本格化させている。ただ、発生から1週間余りが経過しても即応部隊である海兵隊の現地入りは限られ、放射能対応を専門とする部隊も待機状態。日本から具体的な任務を要請されず「能力を持て余している」(軍事筋)米側から、いら立ちが垣間見える。

「実はまだ任務が与えられていない」。米国防総省当局者は18日、沖縄のキャンプ・ハンセンを拠点とする海兵隊の第31海兵遠征部隊(31MEU)約2200人が、秋田沖の揚陸艦3隻で「命令待ち」の状態が続いていると明かした。米軍支援は日本の要請に基づくのが原則だ。


難局場面に於いて一番頼りになる屈強米海兵部隊が、1週間余りも出番が与えられずに待機させられているという信じられない事態が明らかになった。陸路が壊滅状態の時にこそ威力が発揮される揚陸艦を使っていないとは、呆れてしまうばかりである。

尖閣問題しかり、北方領土問題しかり、今回の東北大震災に対する対応の拙さにより、菅民主官邸の機能不全もここに極めれり!。

政権に付きたかったが為だけのマニフェストと揶揄されても、これだけの醜態と無能ぶりを晒せば、何一つ言い訳出来る場が与えられるものではない。見苦しい党内での権力争いを繰り返すばかりで、外交、国防、経済等、何をとってもビジョンを持ち合わせていなかった事が、ことごとく明らかになって来たではないか。

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