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「日本敵視」の転換を ロシアの政治学者

(共同)
 2011.3.19 22:50

ロシアの著名な政治学者リリヤ・シェフツォワさんが19日までに、東日本大震災をきっかけとして、北方領土問題をめぐりロシアの政権が進めていた「日本への敵視政策」を世論の力で転換させようと呼び掛けた。

カーネギー財団モスクワ支部主任研究員のシェフツォワさんは18日に自身のブログで、震災後もパニックを起こさない日本人は「世界に道徳的優位性を示した」と称賛。

最近までロシアはミストラル級強襲揚陸艦で北方領土を防衛すると表明していたが「いまやクレムリン(大統領府)も日本を脅すやり方に戻ることはできないだろう」と指摘した。

ソ連が1945年に一方的に日本に宣戦布告したことや、多数の死者が出たシベリア抑留などにも触れ「ロシアは日本へのざんげを考えるべきだ」と主張している。

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