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【中国ブログ】われわれは日本に
「スタートラインの時点で負けていた」

【社会ニュース】 2011/05/19(木) 14:03 Serchina

中国の静茹ブログでこのほど、日本の子どもたちとお昼の給食を一緒に食べたことがきっかけで、日本と中国は「スタートラインの時点で差が付いていると感じた」とする記事が掲載された。

筆者は、「1900年にすでに義務教育が行われていた日本で、日本人の子どもたちと一緒に給食を食べたところ、中国の子どもが日本の子どもに負けている点を目の当たりにした」と綴った。

日本の小学校では、給食は子どもたち自身で用意をするのが一般的だ。給食当番は毎日交代で誰もが必ず担当することになる。当番の子どもたちはかっぽう着、帽子、マスクを着用して、台拭きや運搬、配膳作業を行う。また、給食はクラスの全員で一緒に食べることが一般的で、勝手に食べ始めてはいけないルールとなっている。

子どもたちと一緒に給食を食べた筆者は、「私の正面に座った女の子が気を遣って、私や中国の子どもの牛乳のフタをとってくれた。とったフタは紙とビニールに分別してゴミ箱に捨てていた。すでにこの年で環境教育が行きとどいている」と驚いた様子。

食後、食器を片付ける際、牛乳ビンはトレーに寝かせると落としにくいと日本の子どもが教えてくれたという。筆者が中国の子どもを見てみると、中国の子どもたちは食事も残したうえ、ビンを立てたまま運んでいた。筆者は、「これは子どものせいではなく、われわれの教育が行きとどいていないため」と反省の弁を綴った。

日本の子どもたちは、食べ終わると自発的に片づけをしていたと紹介し、「それぞれが仕事を見つけて、黙々と働いている。みんなが働く雰囲気の中で台湾から来た通訳までが思わず手伝いを始めた」と紹介。

中国の子どもはほとんど家事を手伝わず、やらせる時にはご褒美を与えることが多い。中国では「スタート地点で負けてはならない」として、高い月謝を払い子どもに楽器や書画などを習わせる。しかし子どもは自立せず、孝行を知らず、家事もできないという。筆者は、「まさに感慨深いランチのひと時だった」と綴っている。(編集担当:畠山栄)

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