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甲州街道の並木

甲州街道は片側二車線ですが、調布から国立にかけてはとても狭く、トラックだと今にも白線からはみ出しそうで、いつ接触事故を起しても不思議ではありません。本来なら一車線プラス路側帯であるべき幅しかありません。

戦後間もない頃に植えられたのだろうと思いますが、建物に当る部分は大きな枝であっても容赦なく切り落とされています。従って幹の真ん中から真っ二つに分けられたように、枝と葉が道路に被さるように茂っています。これは楠木だろうと思います。

両脇に延々と続く並木は昼間でも道路に光が差し込まないほど立派で大きく育っています。気をつけてその根元を見ると与えられた土の部分はとても狭く、窮屈で堪らないと言わんばかり。縁石沿いに盛り上がるように根が張っていて見るからに痛々しいです。劣悪な環境であってもこのように育つ木には教わるものがあります。

明治大学に程近い永福まで来ると両脇の建物の邪魔になる事も無いので、思う存分羽を広げるように育っています。幹の胴回りは調布あたりの木と比べると細く樹齢は未だ若いのでしょう。幡ヶ谷あたりの並木は今植えましたと言わんばかりに細く添え木に助けられています。こちらは銀杏の木です。

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