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進化するダルビッシュ 35イニング無失点で7連勝

2011.6.1 23:44 MSNニュース

ピンチでひときわ、そのすごみが増した。三回1死三塁の場面を振り返り、「あそこは力入れましたね」と日本ハムのダルビッシュ。柴田を三振に仕留めると、マートンには4球すべて直球で勝負し、空振り三振。最速156キロの速球がうなりをあげ、右腕も雄たけびをあげた。

もっとも、ピンチらしいピンチはこれだけ。終盤まで0−0の均衡が続いたが、「味方が点を取るまでは1人1人抑えていくことだけ考えた」。八回に大野の適時打で勝ち越すと、それで十分と言わんばかりに、わずか103球で2試合連続完封。35イニング連続無失点の球団記録に肩を並べた。

「今季一番といってもいいぐらい、バランスが良かった」という。試合前に福良ヘッドコーチから最近は力み過ぎているとの助言を受け、「少し力を抜いていこうと思った」。序盤の速球主体から、中盤以降はツーシーム主体に切り替えたが、「最初から、そうイメージしていたわけじゃない。試合の中でどんどん変化していけばいいこと」。新たな手応えもつかんだようだ。

チームはリーグタイ記録となる4試合連続完封勝利。梨田監督は「連続無失点? 今のダルなら驚くことじゃないよ」と笑う。右腕自身も「無失点? それは確率ですから」と余裕のコメント。進化を続ける右腕はどこまで記録を伸ばせるか。(丸山和郎)


体重を10キロ増やし100キロで今期のペナントレースに挑むと宣言し、肉体改造に好感触が得られたとキャンプの時に本人が語っていた。しかし、いざ開幕してみると、よたよたで打線に助けらてのラッキーな白星が2〜3試合続いていた。

アイススケートの真央ちゃんが肉体の成長によってバランスを崩したのを目の当たりにしていたので、ダルビッシュも慣れない身体を自在に操れるようになるには結構時間が掛かるのかもとちょっぴり心配ではあった。。

しかし、一気にマッチョにして失敗した清原のような事はないだろうとは思っていたが、ここに来てあれよあれよと完封勝利を上げ、勝ち星も土付かずの7連勝となり、35イニング連続無失点を継続中である。2メートル近い大男であるにも係らず信じられないほど器用なのである。

昨年のシーズンオフは離婚騒動と大リーグ移籍の二つの問題に振り回されて苦労していたが、斉藤投手の日ハム入団や相撲界の八百長問題等に話題が移った事で集中出来るようになった。今期は自身初の20勝は固そうだ。

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