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山梨のすずらん群生地

6月5日山梨県笛吹市の奥地にある、すずらん群生地へ妻に誘われて行ってきました。目的地に着くまでには急勾配と九十九折の道に、車がオーバーヒートしないかと気が気ではありませんでした。

標高1,300mですから、空気がひんやりしてちょっと肌寒い位です。そのすずらん群生地を示すエリアを気をつけて見るのですが、ところどころに白い小さな花を見つけられる程度です。

かわいいすずらんの花は1センチにも満たないほどです。日本すずらんの花は私の想像を遥かに超えた小ささで、頭の中に描いた事前の想像世界とあまりにもかけ離れていたので、残念な気持ちの方が大きかったものと思います。

この小さく可憐な花がすずらんなのだ! と分かってからは、とても愛おしく見れるようになりました。茎や葉全体でも20センチほどです。もっと自然体で物事を受け止め、接せられるようにならなければと反省しました。

白樺林に囲まれたマイナスイオンたっぷりの空気を吸っていると、同じ地球内に居るとは思えない神秘な世界に引き込まれて行くようです。明らかに太古の時代にタイムスリップ出来た思いを持ちました。

この自然には絶対にブルドーザーを入れてはならないと思いました。

この先の新道峠まで足を伸ばすと富士山が美しく見えるというので、頑張って山道を歩きました。かなりの距離を歩いたので足の筋肉が悲鳴を上げると共に患っている肺気腫で息切れを起こし休み休み峠まで上りました。

すると目の前に、雲の中に雪を冠した富士山が姿を現しました。幻想的です。眼下には河口湖、その湖畔の町並みや田園風景が人々の暮らしを映し出しています。登山の醍醐味を味わえた貴重な体験でした。





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