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「在校生が幸せになれる手伝いを」柳本氏が抱負、橋下市長らと会見

2013.2.12 MSN (桜宮高2自殺)

大阪市立桜宮高校の体罰問題で、同校の改革を担当する市教委事務局顧問に就任する前バレーボール全日本女子監督の柳本晶一氏が12日、橋下徹市長らと記者会見を開いた。

柳本氏は「改革担当の重責を負うことになった。教育のプロではないが、組織づくりに自信がある。在校生が苦しんでいるが、乗り越えて見えてくる希望、夢で幸せになれるための手伝いをしたい」と抱負を語り、橋下市長と握手を交わした。


当初は校長就任の打診

市教委が柳本氏の人選を行い、市長に提案。橋下市長が柳本氏に打診し、当初は校長就任についても話し合われたが、校長が常勤勤務であることから柳本氏には難しいとして顧問就任で落ち着いた。発令は2月18日で、任期は3年。

柳本氏は会見でバレーの指導者として過去に「旧態依然とした指導」をしていたことがあるとした上で「これでは(選手が)伸びないと気づいた。女子バレーを担当して、科学的なものを取り入れた。自立して、自覚を持った選手を育てないと世界には太刀打ちできない」と述べた。

橋下市長は「顧問の就任を大変うれしく思う。柳本氏には校長を指揮してもらい、改革に携わっていただく」と語った。




大阪市教育委員会の事務局顧問として柳本晶一氏が就任を受諾したのは、生粋の大阪人として黙って見ていられなかっただろう。全日本女子バレーの監督を務めた人だから実績から言って申し分ない。

思いもよらぬ人選にその手があったかと驚くと同時に、希望が湧いて来たのは大阪人だけではなく日本人にとって明るいニュースだ。在校生やこれから仲間入りする新入生にとって希望の光が見えて来たのは何より喜ばしい事である。

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