私はざるそばが嫌いだった!。
特に皆さんが有り難そうに飲む、
そばつゆなる物が特に嫌いだった!。
しかし、岩本という信州北志賀高原のそばを食べて、
そばの美味しさと魅力を初めて知ったのである。
歯に勝負を挑んでくるかのような、
ガツンと来るダイレクト感が大地のパワーを秘めている。
こちらが打ち負かしたと思っても、
ムックと立ち上がり、
こちらに向って来る粘り腰である。
最後にはこちらが根負けする程の、
力漲る男のそばなのだ。
私が体験した今までのそばは偽物だったのである。
要はそばが嫌いではなく、
偽物が嫌いだっただけなのである。
この年にして本物に出会えたのは有り難い事である。
しかし、そばもさる事ながらそばつゆには驚いた!。
じゅわっとした舌に感じる重量感は、
いきなり筋肉に作用する即効性を持っている。
これは讃岐国善通寺で食べた釜玉うどん以来の命だ!。
夏は志賀高原、冬は讃岐で晩年を暮らしたい!!!!。
緑豊かな大地、澄んだ空気、おいしい水
日本の子供達を小学生の間に2年ほど、
林間学校として預かり、
命が息吹く環境の中で育ててやりたいものである。
さすれば、情緒豊かな人間になるであろう。
そんな国家戦略を立てて欲しい。