北志賀高原で食べるそばは、このところ“栄忠”が多い。
細切りにもかかわらず一番腰がある!
否、むしろ固いと言うべきかもしれない。
量にあっては、かるく都内の倍はある。
食べきれないのでいつも同席者に助けて貰う。
この日もやはり食べ切れなかった。
今日は貴重な料理を頂いた。
カメラの用意でよく聞き取れなかったが、
山人参と言って健康にとても良い山菜らしい。
糸魚川姫川温泉の方から送って貰った物らしい。
雪解けとともに最初に顔を出すのがフキノトウと山人参だそうだ。
現地では“人参葉”(にんじんぱ)と呼んでいる。
葉の形こそ人参とそっくりだが、
根を食べないのがその理由なのだろう。
後日調べてみると湿気のある山地川辺山里の丘で採れる、
セリ科の多年草であることが分かった。
今まで経験したことのない、
シャキシャキした歯応え感と硬さであった。
独特の苦みが病みつきになると感じた。