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スピーカーのあるべき本来の姿とは?



 運命とも言える出会いがきっかけ

 オーディオに興味を持ち始めて以来、私が求めてやまなかったのは、当たり前の音がするスピーカーでした。それは、普段耳にする自然界に存在する聞き馴染んだ音であります。

 そのきっかけは、ある日突然やってきました。

 見たことも聴いたことも無い音を瞬間に感じたのです。

 正に運命の出会いを感じた瞬間でした。

 私は還暦を迎える直前でしたので、正にその時生まれ変わったと感じました。

 そのスピーカーユニットの名は”Hertz”といって、イタリアの新進気鋭のメーカーでした。

 そこから、このユニットを使用して、まだ誰も聞いたことが無いスピーカーを作る必要性を感じたのです。正に天の啓示といいましょうか、閃きといいましょうか、私の本能が揺さぶられたのです。


 音の高さを表すHz(ヘルツ)

 感動と結びつくHeart(ハート)

 その名前からして、私が発表した音の良し悪しの周期が判る”カイザーゲージ”との共通性を感じました。

 音の正確性と関連する52.5ミリの周期

 感情と密接な関係がある、その3倍の157.5ミリの周期


 開発の主眼点

 過去にどのようなスピーカーを聴いても、どこかの帯域で音が分断されているせいで、自然の音と同じに感じられず満足出来ないでいました。

 どれも、そのものの音ではなく、スピーカーの音でありステレオの音がします。

 ここが録音物を機器によって再生するステレオという存在の最大の問題点であります。



 常々、芸術性やリアリティを描く為には、自然の音と同じレベルで「聴感上の分断感が無い」、本当のスピーカーを作ろうと思っていました。


 ”Hertz”のMilleシリーズユニットの特筆すべき性能
 
 他に類を見ない朝顔形をした独特のコーン紙形状とセンターキャップレス構造。この二つの組み合わせの妙があるからこそ、今までになかった自然な音が出せるのです。

 人間が聴感上で最も気になるようになっている肉声・歌声にストレスや違和感を感じると、異常を感じた際の警戒状態となってしまい、そこで鳴っている音を「受け入れる方向で聴くことが出来なく」なってしまう。

 この人類が持つ音響心理上の問題があるため、真実聞き入る事が出来る音とする為には絶対の第一条件として、人間に係わる音=(肉声以外には破裂音、炸裂音といった身の安全の判断に関係の深い異音類)にまず過剰なまでの再現性がなければなりません。

 今回採用したこのユニットはそれら全てを鳴らしきることが出来る恐らく史上初のユニットであると思われます。

 その利点は人間の聴覚が最も敏感である、人間の声に対しても分断感を感じさせない圧倒的リニアリティーにあります。


 エンクロージャーに求められる使命

 同じ音と音楽を扱いながらピュアオーディオとは異なるスタジオモニター、エレキベース用キャビネットエンクロージャー、PA用スピーカー(映画館用も含む)等の利点を大いに取り入れつつ、ピュアオーディオマニアも納得する徹底的な解像感の追求。

 なかでも特に重視したのは、ピュアオーディオ全般に最も不足している、エレキベース用キャビネットで出せている音です。

 その利点は、表現上真にリアルな低音部の充実にあり、それが実現すると、下支えがかつてなく堅牢なので、中高域が悠々と鳴り渡ります。

 業務用途とハイエンド用途、このまったく異なる二つの分野で言われる音の良さ。これをコンパクトなスピーカー一つで全て網羅した初の製品が今回開発したスピーカーです。






カイザーサウンド有限会社
担 当 貝崎 静雄(かいざき しずお)
E-mail info@rosenkranz-jp.com
Hiroshima Tel 082-230-3456


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