凄い音響効果をもたらす"ふくろうの彫刻置物"
「ふくろうの彫刻置物」です。民芸店で見つけた置物ですが、私がオーディオ用に細工を施すと、これが艶っぽい音を生み出してくれる魔法のアイテムに化けるのです。S.Kaiserの私のサイン入りです。
直径数ミリの穴が身体全体に50前後開いていて、内部は殆ど空洞になっています。実はふくろうの身体の中に、精細に彫られた子供のふくろうが入れ子状態として居るんです。信じられないでしょうが、音楽表現面に於いて子のふくろうが大きな仕事をやってのけます。
材料は昔から櫛に使われている"つげの木"です。人との相性は既に証明済みですが、このつげの木は響きがとっても良いんです。柔らか過ぎず硬過ぎず、ちょうど良い塩梅です。スピーカーの力だけではどうやっても出ない、楽器その物が持つ魅力的なアナログエコーのような響きをもたらしてくれます。
気流のアナログ遅延回路としての働き
スピーカーの圧縮運動によって気流が生じます。壁に当たって反射したそれらの気流は、気圧差によってふくろうの穴に吸い込まれたり、引き出されたりする現象が起こります。身体の中で何度か反射を繰り返した後に出て行く、その多様な時間差が楽器の含んでいる魅力ある音色成分を蘇生させる働きをします。
中の子のふくろうはサッカーで言うところの司令塔のような仕事をし、絶妙なパスを全方位に自在に出します。想像しただけでも良い音をイメージ出来るでしょう!?。
木という物性その物が持つ響きが、スピーカーから発せられた音楽情報と共鳴現象を起こして、音楽に厚みと深さを付与するのです。実際には、ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット等、木管楽器の持つリアリティーのレイズアップ効果となって現れます。
シンバルはシュイ〜〜ン♪、シュワ〜〜ン♪と驚くほど音抜けが良くなります。スチールギターやビブラホンの揺らぎに至ってはアルファー波全開となります。特にフォルテ時のソプラノは耳を刺すように刺激的できついものですが、不思議な事に緩和する働きをもたらしてくれます。とにかく良い事尽くめです。
更に写真の様に大小2個ずつ十文字にカイザー寸法で配置してやると、フォワードとミッドフィルダーのゴール前に於ける華麗なパス回しのような、流麗極まる音楽的ハーモニーを見せてくれます。最後の仕上げは左右の小さいふくろうの角度微調整で決まりです。
昔から、「ふくろうは福朗とか不苦労」に繋がると言われ、縁起の良い鳥として親しまれています。
一石二鳥とは、正にこの親子ふくろうの為にある言葉ではありませんか。
RK-OWL/S \3,500 1個(本体価格)
RK-OWL/M \5,000 1個(本体価格)
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