”電源タップの王様”=ナイアガラ・ハイブリッドと同時に開発を進めてきた、パワータップ用サウンド・ステーションが完成しました。
電源タップの役割は、オーディオシステム全体へのエネルギー供給である事は言うまでもありませんが、その能力を遺憾なく発揮するにはどうあるべきかを、この10年徹底して研究しました。
一番時間を掛けたのはノイズ対策であります。それもフィルター的対症療法ではなく、電磁波生成メカニズムの根幹部分に目を向ける王道技法で取り組みました。
その次に振動とエネルギー移動の関係性を研究しました。ローゼンクランツの考え方は創業以来一貫して変わりません。全てはあるがまま、自然に逆らいません。「赤ちゃんは泣くのが商売」と言われるように、音楽信号によって発生した振動に不要なものは何一つ無く、音楽のエネルギーそのものだから必然であり必要なものばかりです。
如何に引き出し活用してやるか!
その事に注力して参りました!
今回発表した電源タップ”ナイアガラ・ハイブリッド”は、溢れんばかりのエネルギーを生み出します。それに相応しい台を作らない限りは、力を持て余すだろう事は当初から予想していました。
そこでどんなメカニズムをその台に仕込むべきか、NIAGARA/HBが完成するまでは、どうあがいても閃かなかったのに、1号機が完成した瞬間にアイディアが閃きました。
あっという間のデッサンでした。
回転、反復、煽り、しなり・・・
和弓がモチーフです。
素材はローゼンクランツのお家芸であるハードメイプルを採用しました。三次元的音空間を達成する為に底部には弓のしなり力、上部は弦の反発力を設計に織り込んだハイテクベースです。形状から読み取れるように、上下・前後・左右への振動移動はとてもスムーズです。
電源タップにはソース機器、コンバーター、プリ及びパワーアンプ等が結線されますが、それぞれが欲しがる電力量や速さには大きな違いがあります。複雑に行き交うそれらの音楽振動を、如何に素早く裁くかをテーマに、寸法、形状、素材の方向性等を練っています。
「音のカラクリ」&「音のエネルギー」を知り抜いたカイザーサウンド渾身のサウンドデザインです。他社製のタップにも絶大な威力を発揮しますので是非お試し頂きたいと思います。
■NIAGARA Station
新製品 13/01/13
\30,000(本体価格)
W317 D156 T18