オーディオアクセサリー143号に紹介された、ローゼンクランツ・スピーカーの林正儀による試聴レビューを読まれた方達から沢山の問い合わせを頂いております。そのRK-AL12/Gen2はカイザーサウンドの持てる技術を惜しみなく投入した、音楽の感動を手にして頂く為の戦略的モデルであります。
K.Nさんのシステムは小型サテライトスピーカーとサブウーハーとの組み合わせですが、演奏だけの音楽は先ず先ずだけど、ボーカルが引っ込んでしまうのが不満だとご本人は仰います。過ぎた低音がサテライトスピーカーと上手く繋がらないのが主な理由です。K.Nさんは小音量でさりげなく聞く音楽が好きだそうです。
これから試聴して頂くRK-AL12/Gen2は、今使っておられるスピーカーとは正反対のバランスなので、そんな不満を一発で解決してくれます。スタンドは15分位で組み上がりますが、スパイクを取り付けスパイク受けインシュレーターのBasieを装着するまでには合計で30分あればO.Kです。
ジャズを主に好んで聴くそうですが、一番最初に驚かれたのは正確なベースの音階でした。エンクロージャーに付帯音が残らないので、切れの良いウッドベースの太い弦が弾むようにリズムを刻むのです。
次にボーカルを演奏しますが、その声の自然さと生々しさにまたまたノックダウンです。この時点で即購入を決められました。何の躊躇も無く、買います! との返事を頂くと、製作者にとってはこの上ない嬉しい瞬間です。
昨日出来たばかりのスピーカーケーブルとピンケーブルも勢いで買って頂きました。K.Nさんは香港にも会社を持っていて月に1回は行き来しているそうです。そんな国際人のK.NさんはPCオーディオもいち早く取り入れて楽しんでおられます。私と歳が同じだという事と、商売で苦労しながら今頑張っているという境遇が似ている事から旧来の友のような強い絆が生まれました。
『香港にもステレオを一つ組んで貰おうかな?!』
『その時はカイザーさん設置までお願い出来ますか?』
「いつでも、声を掛けて下さい」
「喜んでお伴させていただきます」
何か、国際的な話に発展しそうです。