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高解像度・ハイスピードの現代スピーカーと相性が良い



----- Original Message -----
From: "Y.O"
Sent: Wednesday, December 30, 2009 8:49 PM
To: <info@rosenkranz-jp.com>
Subject: モニター報告です

 

 

カイザーサウンド
貝崎静雄様

スピーカーケーブルモニター試聴の報告をいたします。

最初に私の使用している機材を挙げます。CD・デジタル音源はパソコンを使用、圧縮音源はありません。レコードプレーヤーはテクニクスSP-10MK2+FR-64、プリにクレルのKBL、パワーとしてサンスイAU-X111を使用し、スピーカーはタンノイSRM-15XとヤマハNS-1000Mです。以下、各スピーカー使用時について報告します。

1. タンノイSRM-15X
こちらに関しては芳しい結果ではありませんでした。デジタル・アナログ共に現在使用しているナノテックGOLDEN-S#79NANO3の方が相性は良いです。中高音域の延びや広がりに不足を感じましたが、中低域にかけては解像度と押し出しが優れています。入力が2ウェイに分かれているスピーカーの低域側に使用すると良いかと思われます。あいにくシステムが揃って居ないために試すことはできませんでした。

2. ヤマハNS-1000M
こちらは上述と全く逆で上から下まで音の出方が今まで試したケーブルの中で抜群でした。特にデジタル音源のDoorsではこもりやすい低音のオルガンの音が綺麗にほぐれて聞こえ、アナログのクィーンにおいても響きと湿り具合を出しながらも解像度の高さを感じました。デジタル音源を使用してジャズ・ポップス・ロック・民族音楽と試してみましたがいずれもワンランク上となりました。ただし、録音状態の拙さも分からせてくれますので、聞き流しではなく真剣に情報を聞き分けようと覚悟し、高解像のモニタースピーカーを合わせれば恐ろしく嵌ると思えます。

比較した結論としては、ゆったりリラックスして聞き流すのではなく、音楽の情報を漏らすまいと向き合うようなシステム・環境に合うケーブルではないかと思います。ヤマハで一通り聞いてみた後にタンノイへ変えてみましたが、低域の量感と解像度は向上するがバランスは良くありませんでした。高解像度・ハイスピードの現代スピーカーを活かしきるケーブルと言うのが結論です。

今回はこのような機会をご用意していただきありがとうございます。

Y.O



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