カイザーサウンド 貝崎様
お世話になります、T.Eです。
ようやく、年末の繁忙期も落ち着きゆっくり音楽を聴ける余裕がでてきましたので遅ればせながら瀬兵音鏡の感想をお送りします。
「瀬兵音鏡」これは実に不思議なアイテムです。円盤型の磁器の上に2分前後CDをのせれば音が改善されるという。最初webで見た時は「へぇ〜、貝崎さんまた面白いの作ったなあ」というのが最初の感想です。
ローゼンクランツ製品には絶大な信頼をしていますのでこう思いましたが、ローゼンクランツ未体験の人はほぼ間違いなく「本当かよ?」と思うでしょう。でも、実際使ってみると本当に音が変わるから不思議です。この磁器で音が変わるのを発見し貝崎さんに持ち込まれた伊万里焼の巨匠の方もすごいと思いました。
まずは、お気に入りの曲を2・3曲聴いてみました。まず、思ったのは「ああ、これはカイザーサウンドの音だ」ということです。すでに貝崎さんの手でクリニックされた音がさらに色濃くなったというか加速されたと表現すればいいのでしょうか。
アーティストとの距離が近くなり、音楽性が増すんです。以前、貝崎さんに「瀬兵音鏡を使うとどういう音になりますか?」と質問したとき、たしか『果物が熟したような音になるよ』とおっしゃったと記憶してますが、なるほど的を得た表現だなと思いました。
DVDにも試してみました。ライブDVDを視聴したのでが、まず画質が以前よりくっきりと埃が取り払われたようにきれいな画質になりました。音の方は、CDの時ほどの劇的な音の変化は感じられませんでした。DVDの時はi.LINKによるデジタル接続なので、デジタルとアナログ接続の差がでたのでしょうか。
少しがっかりしたのですが、すぐに喜びへと変わりました。ライブ会場のあの独特な雰囲気が伝わってくるのです、自分がライブ会場にいるこの感覚、そして隣で拍手している見知らぬ人が存在するのです。
これはCDでは味わえない体験だと思います(ハイエンドの世界は体験したことないので超高級機なら体験できるのかもしれませんが)、マルチchの魅力を見事に引き出してくれたのだと思います。
瀬兵音鏡はローゼンクランツの入門製品としてはもってこいなのではないでしょうか?。使い方も簡単ですしその効果も大きいですからね。そうそう、割らない限りずっと使い続けることができるのもありがたいですね。