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「ナイアガラの話題が凄いですね!」
これはカイザーサウンドと合同でデモンストレーションをした逸品館の松田さんの言葉です。
彼は大ホールの逸品館ブースにて5,1chの説明役に徹していた為、ナイアガラでの音出しは聴いていません。試聴会に参加した人たちは、口々に「ナイアガラの音が一番凄かった!」。と言ってエレベーターを降りてきたそうです。そのお客さん達の声に驚いての弁だったのです。
開発当初は、売ることについてはまったくと言っていいほど考えていませんでした。ただ、私の意気込みが、オーディオファイルの皆さんに伝わってくれさえすればいい。そんな気持ちでしたから、今の売れ行きには、正直戸惑いを感じています。
そんなエピソードの一端を感じていただけるようなメールを、試聴会に参加された方から頂きましたのでご紹介致します。
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----- Original Message -----
From:W.T
To: info@rosenkranz-jp.com
Sent: Monday, July 08, 2002 9:29 PM
Subject: オーディオワールド感激しました |
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貝崎静雄 様
昨日(7月7日)のオーディオワールドでカイザーサウンドさんの試聴会に参加させていただいた者です。すばらしい体験をさせていただき非常に満足いたしました。雑誌等でローゼンクランツ製品の理論(?)は知っておりましたが、実際、貝崎さんの話を聞いて本当に素晴らしい考え方に基づく製品だと納得させられました。というか、あの音を聴かされ、条件等の変更による音の変化を目の当たりにさせられると、もう完全にまいりました。特に最後のナイアガラのケーブル接続を変えただけであの音の変わり様といったら...
その後の雑居コーナーでは、ついつい長々と話しかけてしまい、貴重なお時間とらせてしまって申し訳ありませんでした。でも、直にお話が伺えて本当に良かったです。
P.S. 東京試聴室開設楽しみにしております。ぜひ試聴に伺いたいと思いますので、その時はよろしくお願いいたします。
W.T
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<注> ケーブルの接続の変更による音の違いと言うことについて少し説明致します。ローゼンクランツのリファレンスシステムのケーブルは、気違い沙汰といってもいいほどのこだわりで特別誂えしております。
1. 一つのケーブルドラムから、信号の流れの順番にケーブルを作る。
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タップ用のACケーブル |
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CDトランスポートのACケーブル |
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DAコンバーターのACケーブル |
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アンプのACケーブル |
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デジタルケーブル |
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DAコンバータープリ間のピンケーブル |
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プリパワー間のピンケーブル |
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スピーカーケーブル |
この様に機材の結線順に、ケーブルの方向性に沿って全ての流れが信号順に作られていますので、音楽が流れるようになり、聴き手の心を豊かな気分にさせてくれるのです。実験はトランスポートとアンプのACケーブルを交換しただけでどのような変化が起きるかというものでした。
その結果は音楽が心に届く感じが弱まってしまい、何か物足りないようになります。本当に不思議です。
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