物騒な世の中になったものです |
|||
「これ破れてるよ!」。 といって、妻が私に差に出したのは数センチのゴムの破片。ジャガーの助手席側のドア−のぐるりを取り巻いているゴムのパッキンの一部です。 「ちょっと見せて、・・・おかしいなぁ?、朽ちている様子はないし」。 その日は、さほど気に止めずにいました。翌日のこと、今度は同じ助手席側ドアーの取っ手の部分に引っかき傷が出来ていた。ああ、何かが当たったんだなぁと思っただけで、その日は車には乗らなかったので、それ以上のことは感じませんでした。 |
|||
|
|||
その翌日です。車に乗ろうとドアーを開けた途端、異変に気が付きました。センターピラーの所に猫が引っかいたような傷が数ヶ所・・・。初めて賊の仕業ということが分りました。アッ、あの時のゴムの破片もこのせいだったんだ。数えればこれで3度目です。やっと気が付いた、・・・それにしても、私もノー天気なものです。 |
|||
|
|||
そうした目で改めて見ると、針金か金のヘラのような物でこじ開けようとしたもので、ひどい所は傷で地金が出ている所もあります。明らかにドア−のノブを引き上げようとした形跡であることが分ります。車上狙いなのか?、あるいは、車その物を盗ろうとしてのものなのか?。 |
|||
|
|||
懇意にしているコックピットの店長に電話して、近づいただけでブザーが鳴り、更に車体に触れるとサイレンが鳴る、防犯用のセンサーを取り付けてもらうことにしました。そして、「ゴムのパッキンも取り寄せて、交換しておいてよ」、と気軽に頼みました。 2〜3日して店長から電話があり、「ドアーのぐるりのゴムパッキンが、部品代だけで1個48,000円もしますけどいいですか?」と確認してきた。仕方ないよね〜、力の無い声でこたえるしかありません。私の場合、無事故歴が長く、車輌保険は最大級の割引が適用されています。これくらいの事で保険を使うと、掛け金が高くなり、却って損だろうと勝手に判断してのことでした。 まぁ、聞くだけ聞いてみようと思い、保険の代理店に電話をして尋ねると、「3等級落ちますけど、金額にすれば1ヶ月当り390円増えるだけです」。と言う、そして、使う金額に関係なく、1事故についてと言うことだからなおの事である。 ならば、ダメージの少ない運転席側の方も、保険で治してもらう事にしました。盗難未遂と言うことで警察にも届けておりましたので、保険の方はすんなりといくようです。それにしても災難でした。 |
|||
|