讃岐うどん |
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「しなやかで腰がある」・・・。讃岐うどんの味と同じなのが、シトロエン・エグザンティアの乗り心地です。そのシトロエンのフラッグシップモデルである、XM-Xの出物がありましたので近々乗り換えることにしました。 |
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先だって、アルファ147で大騒ぎをしましたが、色々と悩んだ挙句ジャガーのXJ-6にしました。これから東京と広島との往復が多くなることを考えると、万が一事故にあっても安全を優先に考えたものです。全く候補にもなかったのですが、これには不思議な縁を感じました。 今月そのXJ-6で東京に2度出かけました。妻曰く、「シトロエンの方がいいね」。「どうして?」、「お尻が痛くならないもの」。私も同じことを感じていました。XJ-6も素晴らしいですが、微振動の伝わり方が微妙に違います。乗っていての安心感は、もちろん5メーターを越えるXJ-6に軍配が上がりますが、疲労感がシトロエンの方が少ないのです。 フランスの石畳で磨かれた独特の足腰は本当にしなやかで腰があります。ドイツ車のように信頼性や剛性の強いものとも違います。ハイドラクティブという独自の技術を頑固一筋に自分を信じて、積み上げてきたものを感じるのです。そこには、「歯と歯茎の構造」を用いた、ローゼンクランツのインシュレーターの音作りにおける追い込みに似たものを感じてしまいます。 いみじくも、カーグラフィックの小林編集長が、ジャガーからシトロエンに乗り換えた時に言った言葉=「他に乗り換えたいと思う車が見当たらない!」を思い出しました。そもそも、私がシトロエンに乗るきっかけになったのは、実はこの一言でした。これだけ車を知り尽くした方が言う、「イグザンティアとは一体何物なのか?一度乗ってみない手は無い!」。 元々、私は車を運転することそのものはあまり好きな方ではありませんでした。では何故?車について云々するのかという事ですが、私にとって車は、仕事上欠かせない道具であります。その為に疲労感のない、また運転することが苦痛に感じないものでなければなりません。ただそれだけの理由でしたが、シトロエンに乗り始めてからは、不思議と車との付き合い方が変わり始めている自分に今では気がついております。ひょっとしたら、運転することが苦痛にならないことから、楽しみに感じ始めているのかもしれません。これって!、ハマッタのでしょうか?。 今まで、私の体が車に対して好きになって行かなかった理由が、車側にあったのだということが分って来ました。常日頃から動物としての感覚を大切に生きておりますので、そのことそのものが、私にとってうれしく、一番価値ある発見だったのです。 |
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