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車に加速度組み立てをテストしました編
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タイヤのバーストを機に、こう思うようになりました。
『とことん金と愛情を掛けて、この車の能力のたけを発揮させてやろうじゃないか!」。
『これだけ修理代かさんだり不運が続くと、普通の人ならたいがいはへこむのに、
貝崎さんはますますやる気が出てくるんですね!』。
『私達サラリーマンには到底出来ません』。
「そうなんですよ!、意地っ張りというか、負けん気が強いというか」。
「そこで、こんな事をお願いすると嫌うかもしれませんが、協力してくれますか?」。
『出来る事なら何でもやりますので仰ってください』。
「これからホイールに取り付ける新しいタイヤなんですが、
ホイールとタイヤに私がチョークでマーキングしますので、
その部分を合わせて組んで欲しいのです」。
「そして、組んだタイヤとホイールを、
前後左右どの場所にどの向きで組んで欲しいかを言いますので、
その指示通りにやってもらえますか?」。
『全く構いませんよ、どうせやるのは作業は同じですから』。
「おかしなことを言うなぁ・・・?、と思うでしょう?」。
「これと同じ事をスピーカーでやっているのですが、物凄く音が良くなるんですよ!」。
「加速度組み立てというネーミングなんです」。
「カイザーサウンドのノウハウのひとつです」。
「それでは取り外したボルトのネジ溝のゴミを、コンプレッサーで吹き飛ばして欲しいんです」。
「次に同じように、車本体の車軸側のネジ穴の方もクリーニングして下さい」。
「そして、このホイールの穴をここにお願いします」。
「次はこのボルトをそこに入れてください」。
「さらに手渡すネジを右回りに順番にお願いします」。
「その要領で残りの3箇所もお願いします」。
「有難う御座います」。
「無理をお願いしました」。
「こんな細かい事を言う奴は、世界中どこを探してもいないでしょうね」。
有明のサービスセンターを出て晴海通りのイオンあたりで早くもその効果を実感します。道路を走っているのではなく、まるで滑走路を離陸して飛んでいると言ってもいいぐらいの感覚なんです。
これは凄い事になりましたよ!。
すぐにシトロエンの滝沢さんに電話しなくっちゃ!。
『出てすぐの電話でしたから、何があったのか一瞬ビックリしました』。
『車を運転していて空を飛ぶような感覚ってどんなものなんでしょう!?』。
ステレオも車も愛情を掛けてやれば、応えてくれるという点では全く人間と同じようです。
「またひとつ確固たる感覚をつかみました」。
その後の出張で、さらに前回の記録を破るリッター12キロを記録しました。 |
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