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「人間の五感の最終意思決定機関は耳にあり」


 耳を除いて、目も、口も、鼻も、触覚も、すべて相互通行です。

 目は見るというかたちで取り入れる視覚情報の他に、

 相手に自分の感情を目で訴えることが出来ます。


 また鼻は、生命を維持するために呼吸したり、

 臭いで本能的に感じるものを持っているようです。


 口は生きる根本の栄養を補給すると同時に、

 鼻の代役として同じように呼吸することも出来ます。

 また、言葉を使って話します。

 なるほど、一番多機能なのが口です。


 触覚は全身を覆っている皮膚を通して働きますが、

 これも触られたり、触ったりで、やはり相互機能を持っています。


 それが不思議と耳だけは、

 音声という情報を取り入れるだけの一方通行なのです。


 「これは何を意味するものなのか?」。


 あらゆる器官を駆使して、

 コミュニケーション情報収集したものを脳に集結し、

 それらのものと合わせて、

 耳を澄ませて最後の情報を取り込み、

 脳内で「波動コントロール」して、

 最終決断を下しているように思います。

 それ故、音楽はすべてのものが表現出来るのでしょう。


 これは、ローゼンクランツのインシュレーターの音決めに使う手法である

 「波動コントロール」と同じなのです。    

 心と魂で音楽を聴けば、

 言霊(ことだま)が響き、自ずと答えが出てくるのです。

 だからこそ、ローゼンクランツの音には魂が宿っているのです。


 測定器に頼ったものは、最終的に必ずその誤差が出ます。

 それが証拠に、そうした方法で出来上がった商品からは、

 心に響くものが伝わって来ないのはその為なのです。

 ゆえに、オーディオ製品の音決めの最終決断は耳で決めるべきなのです。


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