『あれ? どうしたんこれ?!』
『車が、替わってるじゃない!』
「えっ! ほんまやなぁ!」
「言ってなかったかなぁ?」
『全然!!』
毎度こんな調子です。
車庫まで行って、車が変わっている事に初めて気がつくなんて事は、過去に何度もありました。そんな亭主関白的なやり方に、数年前初めてクレームがついたのです。
『若い頃は黙ってたけど、これからは老後の事も考えて下さい』。
『あんたが使うお金は一回が大きいんだから・・・』
『今後車を買い替える時は、必ず事前に相談して下さい!』
「うん! 分かった」
「しかし、事前に相談しろと言っても、反対されると分かっているなら相談する意味が無いじゃない・・・」
「分かった! 買うにしても、黙って買う事はしないようにする」
「必ず相談なり報告はするよ」
この頃から形勢が変わりつつあります。
女は年と共に強くなって行くようです。
『・・・それと、壊れる車は嫌ですからね!』
"最後の決め台詞が飛んで来たぁ〜!" これは独り言です。
"そんな事言うても、今回のが一番壊れる車やん・・・" これも独り言です。
今回のCXの件を切り出すには、かなり神経を使ったんです。
「300万で車買ったんだけど、プジョーと入れ替えるのと、ドイツ製のスピーカーがあっただろう、あの行灯みたいな形をした奴、あれもやっと売る決心がついたし、両方合わせたらお釣りがある位だからいいだろう?」。
『いいだろう? と言っても、もう既にハンコ押してるんでしょ』
「買うとは言ったけど、ハンコは押してないよ」
『同じじゃない! 既に買う事になってるんでしょう?』
「いつまでも寝かしているだけだと利益は生まないだろ!」
「有効利用! 有効利用!」
『何をどう言っても、結局は買うんだから・・・』
「まぁな!・・・」
何とか納得してくれたようです。
しかし、彼女は更なるダメ押し確認を取って来ました。
『どんな事があっても、3台になる事だけは止めて下さいネ!』
「分かった! 分かった! それは約束する」
「しかし、売るまでの少しの間重なる事はあるけど、ずっという事はないからそれは安心してくれ」
そのプジョー407SWですが、震災時に2ヶ月ほどガソリンを入れて貰えず、乗らないままでいるとバッテリーが上がってしまったのです。その数ヶ月前にバッテリーは新調したばっかりだったのにがっくりです。
カーオーディオの設定メモリーも消えたまま、しばらくそのままにしていました。そんな関係で車の調子が良くなかったのです。アクセル踏み込んでも被るような感じがするし、ギアの切り替わり時もスムーズではなく、しゃくる症状が出ていたのです。
しかし、売るとなったらカーオーディオもきちんと設定しておかないと、この車の最大の売りの一つだから。しかし、私が設定すると時間が掛かるので息子にやらせました。
ちょっと忘れていた所があったようですが、やり始めたらすぐに思い出し、あっという間に良い音が作れました。この半年は震災で暇だった関係で、もっぱら音を良くする事と設計ばかりやっていたので、メッキリ腕が上がっていたようです。
五反田郵便局でのライブ盤である、ブルガリアンコーラスで調整したところ、今までのどんなオーディオシステムで聞くより素晴らしい音になりました。幾重にも重なるコーラスの深みが見事に再現されたのです。
それと共に車の走りは以前にも増して素晴らしい走りをするようになりました。信じられない位オーディオと車の走りのコンディションが一体のものなんです。これは最早物ではなく、人間や動物と同じ生き物です。
カイザーオペル号といい、プジョー407SWといい、素晴らしい車に調教されている事が分かりました。オペルは仕事車なので絶対必要ですが、407は手放さなければならないのに、別れるのが辛いほど更なる良いコンディションになったので、手放すのが本当に忍びないです。
機械式駐車場に入れていますので、雨に当たった時間など50時間も無いほどで、高いけど洗車する時は必ず手洗いです。又、車検毎に腕の良い職人の手で、ポリマー加工して貰うので新車以上の輝きです。車のドアーを開けると、未だに新車の時の匂いが残っているほどです。
車両が450万、カーオーディオには220万掛けています。カーオーディオのチューニングに掛けた時間は数え切れないほどです。又、カイザーの特殊技術である「加速度組み立て」を足回りに施してありますので、フィギアスケートの如く氷の上を滑るように走ります。車好きで音楽好きの方にお譲りしたいと思います。
ローゼンクランツのデモカーですから、日本一音の良いカーオーディオであると自信を持ってお勧めします。カーオーディオと言っても、そこらに走っている変にタイミングのずれた低音をドカドカと鳴らしながら走っている車とは思わないで下さい。
何千万もするハイエンドステレオなど蹴散らすほどの、魅力ある大人の音楽を聞かせてくれます。エンジンの息吹きも音楽に参加させてしまう、カーオーディオ・サウンドの世界とは?!・・・。
最高の音楽に包まれながらプジョー407SWを走らせる喜びは、フランス車だけが持つ、極上とは何かが分かる人だけの特権です。この車に惚れ込む以上に、その極上の車に見初められるのは貴方かもしれません。
必ず現車を見て、乗って、カーオーディオを聴いてから判断して買って頂きたいと思います。
関心のある方はご一報下さい。
売価はご相談という事でお願いします。
郵便番号 | 135-0045 |
---|---|
住 所 | 東京都江東区古石場2−14−1 ウェルタワー深川606 |
社 名 | カイザーサウンド有限会社 |
担 当 | 貝崎静雄 |
TEL | 03-3643-1236 |
FAX | 03-3643-1237 |
携帯 | 090-2802-6002 |
info@rosenkranz-jp.com |