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力が漲る讃岐の釜玉うどん

私にとって食べて直ぐエネルギーに変わるのを実感出来るのは、力漲る讃岐うどんを食べた時です。善通寺のT.Yさんに連れて行って貰ったうどん屋の釜揚げうどんは、今まで食べたうどんの中でぴか一でした。正式名は"釜玉うどん"と言うそうです。

本来汁うどんが好きな私ですが、その日は自分でメニューを決めないでT.Yさんにお任せしました。うどんダブルに生卵を割ってかき混ぜると、卵がすぐに固まるほど熱々なんです。

「たれをかけて、一気にかけ込んで下さい!」

T.Yさんの言葉につられるように、
食べると言うより飲み込む感じでかけ込むます。

こしのあるうどんの触感の喉越しを楽しむと同時に、
たまに噛む事を加えてやると、
口の真ん中から喉の奥にかけて、
白魚の踊り食いのようにピチピチとうどんが跳ねるんです。

この時私に相談も無く、
胃袋さんが勝手に決断してしまったようです。
この讃岐の地に小さな家を設け、
毎日讃岐うどん三昧で老後を暮らすんだ!と。

こんな粋な胃袋さんと一緒に居るなんて、
年を重ねるのが楽しみになって来るではないですか・・・。

自分の為だけに作ったローゼンクランツのオーディオシステムで、
音楽を楽しみながらは勿論の論、言わずもがなです。

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