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広島太田川花火大会


 太田川河川敷で、毎年8月10日に催される花火大会は40万人に及ぶ見物客を集める広島で最も大規模なものです。今回お客さんから特等席を取っているから一緒に見に行きませんかと誘われ、案内された場所は予想だにしない、それは花火を打ち上げる舞台の袖に当たる所でした。内心「え〜こんな場所で・・・」と思いましたが、ひとたび花火が打ち上げられるとその不安は一気に解消されました。なんと、経験した事も無い音と地響きに驚きと興奮を覚えました。

 今までは川を挟んで正面でしか観た事がなかったのでこの地響きと風圧はには驚きました。川で縁が切られているので対岸ではこの地響きが感じられなかったのでしょう。ついつい職業柄自分の開発したインシュレーターが頭に浮かんできました。熱心なのか、悲しい性なのか歯と歯茎の理論はやはり正しかったのだと変に自己肯定しているのでした。




 この吹き上がる瞬間のエネルギーや爆発するエネルギーは残念ながらスピーカーからは出ません。これらの写真から感じ取って頂けると思いますがビックバンもこの様な形で起こり宇宙は誕生したのでしょうか?




 もしも音に色が付いていたならと常々思って居ましたが、これらの写真から思うに音の「誕生」から「成長」そして「減衰」していく様子がハッキリと見てとれます。こうした一連の生命が複雑に絡み合って音楽となるのでしょう。ですから瞬間、瞬間の動きに対して遅れる事無く反応出来る優秀なインシュレーターが必要である事が認識していただけるでしょう。



 上の写真は音が減衰していく時のイメージにピッタリの映像だと思います。この放物線を描いて行く雰囲気は管球シングルアンプの音の特徴に似ています。


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