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マニアが聴きたがっているデジタルケーブル |
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8月19日発売のA&V village57号の中で、デジタルケーブルの集中試聴が下記の若手レポーター3人によって行われました。1万円から30万円までの幅広い価格の15機種です。 |
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−ある種の「のどかさ」を感じる音− | ||||
● 村井 裕弥 | ||||
当初、4EX(Perfect)を試聴する予定であったが、「上位モデル5EX(Perfect)が完成した」との報告を得て、急遽変更。ある種の「のどかさ」を感じる音。地方の農家で老婆が打ってくれた蕎麦みたいな音だ。それも、ほんわかあったかめ。遠藤響子さんの声は、むしろ若返る。密度感も充分だが、そこに押し付けがましさ、窮屈さがない。 ハイフェッツのヴァイオリンも、すこぶるみずみずしい。テンポやや速め、オケの厚み、低域のドス、密度。明るい音色でさわやかなのに、薄っぺらにならない。 イーグルスは、ホームメード・ケーキの素朴さ。飾り気のなさ、やさしさにしびれる。 |
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−音楽を積極的に活き活きと鳴らす− | ||||
● 今井 明 | ||||
本誌連載、「音のカラクリ」でもお馴染みのカイザーサウンドのケーブル、もちろん方向性の管理も万全だ。音は積極的で丁寧な印象。エコー感が物凄く、響きの最後の一音まで聴かせてくれるような感じだ。オーケストラの響きは見事で、左右、奥行とも部屋一杯に音が広がり、包み込まれる感触はカイザーならではだ。 ワイドレンジだが、それを感じさせない自然さ、一音の滞空時間が長いような聴かせ方で、それらがまざらずにハーモニーとして美しく響く。低音もしっかりとたっぷりとなり、音楽としての彫りが深く、感情が伝わるような鳴り方だ。とにかく、音楽を積極的に活き活きと鳴らしてくれる稀有な魅力のケーブルである。 |
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−軽やかで伸びやかな音を聴かせる− | ||||
● 北口 守篤 | ||||
このケーブルも今までのバージョンからさらに進化したモデル。「ホッチキス」では声の伸び、ピアノの高音の伸びが良く、美音系。非常にストレスフリーな音で引っかかりがない。 クラシックでは軽やかな音調で、音場が左右に広がりコンサートホールの広がりがよく解る。 イーグルスでは楽しく軽やかに音楽が広がる。非常に情報量も落とし忘れなく伝送しているかのように豊富で音場も広い!。とにかく、軽やかで伸びやかな音を聞かせてくれた。 このケーブルは、プラグの部分がWBTのキャッチタイプが使用され、ホールドも完全に締める事が出来る。太目のケーブルなので取り回しには注意。(ただしそれほど硬くはない)。 |
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