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ミラクルサウンド・スクリーンは、「ト音記号」をイメージして設計 |
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ミラクルサウンド・スクリーンのロクロ加工試作品が昨日1本出来上がりました。長さ2メートルもある物ですから、旋盤を回すと振動やブレが大きく、1本作るのに半日近くかかったそうです。そんなに時間がかかったのでは、工賃だけでも相当なものになり、とても商品化にはなりません。でも、そこはその道のプロですから、段取りを考え専用の治具を作って、1日5本を目標に工夫をしてみますと言う報告を得ました。 |
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その難しさを尋ねると、木は生き物だから、手に持つ刃物の力の入れ方が微妙に違うそうです。年輪がある木だと、硬いところと軟らかいところが交互にあるので、ロクロ加工の場合、油断をするとザックリと刃が食い込んでしまうことがあるので熟練を要するらしい。従って、年輪の無い南洋材の方がうんと加工しやすいそうです。 加工がしやすくとも、南洋材ですと音にメリハリやコントラストも無く、何より振動減衰能力に劣ります。やはり、音の魅力を優先するなれば、加工の難しさや値段の高いことには目をつぶるしかありません。何せ目指すは世界最高の音ですから。 |
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しかし、さすがです。その出来栄えは見るにも美しく、例えようのない気品や風格、また、やすらぎ、そして、ほのかな色香までも感じさせるものです。よくよく見れば、芯にはしっかりとした、しなりのある強さも持ち備えています。このような類の情報やエネルギーを発するモノには、ちょっと遭遇したことがありません。 手の平に感じる感覚は、まるで、昆虫の「触覚センサー」が全開放されたように、、敏感になっているのが自分でも分ります。こうした感覚は初めて感じるものです。手に持つペンが勝手に動いて、あっという間に曲が出来上がってしまったということを、音楽家の口から聞いたことがありますが、こんな時の状態だったのだろうかと思ったりもします。 |
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また、ト音記号をイメージして設計した、この1本のポールが発する魅力は女性美に通じるものです。発せられた「スピーカーからの音」を、いとも簡単に、「魅惑の音楽」に変えてしまう、不思議な魔法のような力が頭に思い浮かんできます。 |
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