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天と地ほど違う人間

　東京へ来てからは朝日新聞から毎日新聞に変えてみました。理由は一つの新聞を長くとっていますと、偏ったものの見方になってはいけないと思い視点を変えてみたかったからです。しかし、何かと生活のリズムが出来上がっていなくて、もう2ヶ月になろうかというのに新聞も数えるほどしか目を通したことがありません。

　ノーベル賞受賞のビッグニュースがありましたので久しぶりにじっくりと読む機会が出来ました。そのノーベル物理学賞に決まった小柴昌俊さんの記事を一通り読み終えると、否が応でも目に付く隣になんともお粗末な記事が載っていました。

　新宿区の小野田隆区長が相続税等の国税1,160,000,000円や都民税と区民税計37,000,000円を滞納していたという内容のものです。あえてゼロの多い算用数字で書きましたが、何と11億6千万円と3,700万円です。税を徴収する側のトップがこうですから、呆れて開いた口がふさがらないとはこう言う事でしょう。

　あまりにも素晴らしい感動の記事と隣り合わせだったものですから、余計に腹立たしい気分になりました。そんな事で住民感情に配慮して、税を滞納している区民の徴税を一時休止したというのですから、これまた、何ともシックリ来ないものです。

　いずれにしても、組織のトップに立つに全く値しない人物である事だけはハッキリしています。よくよく選挙の時には慎重に1票を入れなければなりません。

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