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つっぺのブロンズ像


 注文していたナイアガラが出来上がったというので行ってみると、等身大のブロンズ像が目に入ってきた。

 「どうした〜ん?社長!、凄いの造ったねぇ!」。

 「よかろ〜?」と自慢げに言うが、その言葉に力は無い。

 「う〜ん、いいねぇ!、ところでこれ何ぼで引き受けた〜ん?」。

 「500万?、700万?」。

 「う〜ん・・・」と言ったきり、答えが無い。

 横から奥さんが、「ほうよ!、カイザーさん言ってやってよ〜、な〜に、たったの○○○万円よ」。

 「え〜○○○万円?、社長?、材料費と木型代だけで飛んでしまうでしょう?」。

 「ほうよ、つっぺよ〜」と投げやりである。

 < 「つっぺ」とは広島弁で得も損も無い事を言う。>

 声に力が無いのは、どうもここら辺に原因があるみたい。

 「工業製品と芸術製品がごっちゃになっとんじゃない〜ん?」。

 「もうちょっと儲けんにゃいかんね〜」。

 「そうよの〜、よう儲けんよの〜・・・」と弱いトーンの声。

 そんなやりとりをしたばかりでしたが、今日K氏に電話をすると、

 「カイザーさん、呉の鋳物屋さんが中国新聞に載っとったよ!、添付ファイルを付けて送っときましたから」と言って新聞のコピーを送って来た。


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