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脳みそは大地からも力を貰っている


 マンション生活をするようになって半月、足が地に付かないというか、何かおかしい感覚を体が察知しているようです。2〜3日外へ出ないと言うようなこともありますので、実際に土を踏まない生活を送る事が珍しくないわけです。

 足の裏から感じる事と、それともう一つ、6階という高いところに住んでいる事から来る不自然さを、体はどうも訴え始めたようです。ふ〜っと、脳みそその物が浮いているような気分を覚えるのです。また、体の芯から力が入らないような感じと言ったらいいでしょうか。

マンションの外観

 こうした環境で長い期間生活していると、きっと、良くない事が沢山、知らない間に人間の体の中に住み着いていくと思います。特にエレベーターでの乗り降りが、良くないものを引き起こすような気がしてなりません。

 このマンションは真ん中が35階まで一気に吹き抜けになっており、下を覗くと吸い込まれるようです。また、風の強い日などはその細長い空間がふいご状態になり、ヒュー〜ヒューと不気味な風の音がします。その滝つぼのような状態をカメラに収めようと、今日は一番上まで上がって来ました。胸まである手すり越しにカメラを構えるのですが、それでも高所恐怖症の私の足はすくみっぱなしです。

中央部の吹き抜け


 構成されている材料が、「石」、「ガラス」、「金属」と言った、「硬い」、「冷たい」、「キツイ」の音にとっては私の嫌うパターンの3拍子ですから落ち着かないのです。出来ることなら、「土」や「水」や「木」がもっともっと欲しいですねぇ。設計した人はそうしたところの建物と人が織り成す「調和」と「共生」と言うことに気を配ることが必要ですね。

 脳みそが足の裏からも、力を貰っていた事を実感出来る今日この頃ですが、その内、実際にいいアイディアが浮かばなくなって来たら困りますねぇ。その時は、うんと田舎にでも引っ越しますか。


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