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マニアが聴きたがっていたRCAケーブル |
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10月19日発売のA&Vvillage58号の中で、RCAケーブル12本の集中試聴されました。 2,300円〜360,000円の幅広い価格ゾーンの中から選ばれたものです。 |
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アートペッパーも言うことなし | ||||
● 村井 裕弥 くはーっ!!、この音をなんと表現しよう。ひとことで言えば「ウェルバランス」なのだが、単に釣り合いが取れた音ではない。いろんな評価項目でそれぞれ信じられないくらい高得点を取り、それがはるか天空で見事に融和した。そんな感じの音なのだ。ハイフェッツは恐ろしくリアルなのに、うるさくなく半歩手前で踏みとどまっている。温度感、やや高め。 「マリ・ナカモトV」のベースは、最低域までちゃんと腰が入っている。それのみならず、弱音が消え去る直前まで、その生命力を維持し続ける。歌は一聴して地味だが、Dレンジが広く、表現のゆさぶりかけがハンパじゃない。 何百回聴いたかわからないアート・ペッパーも、言うことなしだ。 |
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圧倒的な雰囲気感、生命感あふれる音 | ||||
● 今井 明 電源タップ、ディジタルケーブルと高評価したローゼンクランツの最新のピンケーブルである。とにかくよく音が広がり、スケール感、演奏の雰囲気は圧倒的である。しかし、フォーカスは良く細かいニュアンスなども分解し演奏内容が良くわかる。立体的なヴォーカルでリアルな雰囲気は不思議なほどである。ケーブルを変える事でどこまでの意味があるのかという試聴だったが、本当にここまで変わるのはすごい事だと感じた。 バランスが良く大人の音、混濁感がなく全ての音を分解した上でハーモニーとなって音楽が聴ける。ひたすらガツンとくるエネルギーを欲する人には物足りないかもしれないが、圧倒的な存在感のある音であり印象に残るケーブルであった。 |
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ベースの力感や弦の弾く感じの表現は素晴らしい | ||||
● 仁木 宏典 バイオリンの音に艶がある。バックのオーケストラとの分離がいいのだが、奥行きがあまり感じられなかった。ベースの力感や、弦の弾く感じなどの表現は素晴らしいが、低域まで伸びてなかった。サ行が若干きつい。今まで聞き取れなかったテープヒスノイズが聞こえた。 ドラムのアタック感はそこそこ表現されている。サックスは良く歌う。しかし、シンバルの音が軽く薄い感じがした。高域の抜けが悪いのか拍手の数すくない。ギターの音の立ち上がり立下りがもうひとつ。しかし、口笛はやかましくない。バスドラの音は下まで伸びてなかった。 |
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