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やっと変わろうとしている、ステレオサウンド


 ステレオサウンドNo.146(2003.SPRING 3/12発売予定)の企画書を見て”ビックリ”しました。

 何に”ビックリ”したかと言いますと、「ステレオのセッティング」について数回に渡って特集を組むというのです。

 今までのイメージでは、高性能な高額製品=音が良いという図式でしたからです。

 その内容をお知らせしますと、次のようなものです。(全文コピー)


 < ベストサウンドを求めて >

● いい音がするリスニングルーム

 いい音を聴くためには優れたオーディオ機器が必要です。そして、オーディオ機器の能力を発揮させるにはそのセッティング、とりわけリスニングルームの環境づくりがもっとも大切な事は論を待ちません。

 しかしながらこれまで、例えばどのようにスピーカーをセットすればよいか、といったことは、個々人の経験に基づいて行うしか方法がなかったのではないでしょうか。また、従来のリスニングルームの記事は専用設計の部屋のリポートにとどまることが多く、大多数を占める一般的な家屋でオーディオを楽しんでいらっしゃる愛好家にとっては直接的な参考にはならなかった感は否めないでしょう。

 今回から数度にわたってお届けするリスニングルームの記事は、科学的なアプローチによって「いい音」がするスピーカーセッティングを導き出し、さまざまな条件のリスニングルームにおける、最良のポイントを提示し、すべてのオーディオファイルの参考となる、いい音を楽しむためのまったく新しい提案です。

 第一回目の今号では、まず、部屋とスピーカーの関係によって、どのように音が変化するのかを、実際のデーターに加えコンピューターシュミレーションによって解析し、これまで明らかにされてこなかった、「いい音がする環境づくり」を提案します。

 さらに、次号以降では、オーディオファイルのお宅にうかがい、それぞれの環境の中でベストサウンドを追求していく予定です。




 長年その事ばかりに重点を置いて、地道に研究してきた私にとっては、やっと時代が私に追いついてきたという感じです。ですから、この企画書を見て、私はすぐにステレオサウンドの編集部に電話をしました。

 開口一番!、「音の良し悪しを長さで計る物差しを作り、日本発で世界に向けて広めて行きたい」。

 「この度開発を終えた、ミラクルサウンド・スクリーンの取材と併せて、一度カイザーサウンドの東京試聴室へお越し頂けませんか」・・・。

 さて、この先どうなっていくのでしょうか?。

 

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