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西と東の違い


 あれっ?!、半田が溶けない

 スピーカーアタッチメントを作る際、

 200Wの強力なハンダゴテを使うのにいつものように半田が溶けてくれません。

 おかしいなぁ?。

 ガラスのテーブルの上だから全部熱を吸い取られるのかなぁ?。

 ならばと、適当な板を持ってきてやっても結果は変わりません。

 ひょっとして!、ヒーターが断線したかな?。

 そうでもありません、そんな事を思いながら何とか作り終えました。


 何日かして、また東京で作る事になりました。

 またもや同じなのです。

 この時やっと気づきました。

 分かった!、50Hzと60Hzの違い、これが原因だ!。

 同じ100ボルトといえども、2割も速さが違うので、力率に違いが出るのでしょう。

 しかし、音については我が東京試聴室で聞く限りにおいては気がつきませんでした。

 むしろ、長年聞きなれたブ〜ンというハム音が、

 いつもより低くうなる方が、どこか落ち着かず気になるぐらいです。

 瀬戸内海の小魚

 今日の夕食時、久しぶりに小魚の煮つけが出てきました。たぶんアブラメだろうと思うのですが、楽しみに箸をつけてその身を口に運びますと、何ともその味はそっけなく、平坦で、大味で、ガックリきました。

 瀬戸内の小魚はキスゴ、ギザミ、メバル、タナゴ、イサキ、コチ、ホゴ、アジ、何をとっても味わい深く本当に美味しいんです。瀬戸内海は山や川からの栄養がたっぷりとあるのでしょう。

 礼金の話

 こんな事から西と東で違う事、疑問に思う事をあげてみようという事になりました。まず最初に私が切り出したのがマンションの礼金の話です。不動産屋さんに払う手数料は理解できるし、敷金もなにかの時にこれも納得できる。しかし、顔を1回も合わさない大家さんに何の為の礼金なのかどう考えても合点がいかない。

 同じマンションの中で、「お宅はいくら家賃を払っているの?」と相場を尋ねてくる個人の貸し手の方がいるらしい。「へ〜、そんなに払ってるの・・・?」、このマンションでは大手の不動産会社が中に入っていて、空き家の状態の時でも家賃は保証するというシステムで個人の家主から委託を受けやっている。

 私の場合がそうで、そうした中から妻が耳にしてきたのは、「実の家主には礼金が行っていないというのである」。間に入っているその大手不動産の懐に入っている事になるのです。これには、何かしっくりきません。また、月々の家賃の支払いもクレジット会社が中に入っているという何とも味気ない話なのです。

 そのうえ、2年契約で期間満了と同時に再契約の場合は、その時点でまた1か月分の礼金を支払えというのです。その時は、広島から何度も通う事も出来ませんので仕方なく契約しましたけど、何ともやられっ放しというシャクナ気持ちで一杯でした。

 こうした風習には、「住まわしてやってるんだ」という思想が根っこにあるに違いありません。「貸してくれて有難う、借りてくれて有難う」のお互い様という思いは見受けられません。商人の町といわれた、上方の文化とはそうした点で大きく違うのでしょう。

 
 行列の話

 また、食べ物やさんで行列が出来ている光景をよく見かけます。「並んででも食べたいのか?」、あるいは、「並ばされる事に慣れっこになっているのか」、そこには大きな違いがあります。これも、西の地方ではよほどの事がない限り見かけることはありません。

 「お上にはたてをつくな」という諺もあるぐらいですから、江戸では庶民は長屋暮らしで厳しい生活を強いられていたのではないでしょうか。また、行列という言葉から連想するのは、やはり大名行列です。

 今の県の倍の数はある全国の藩からの参勤交代の列に多く出くわすでしょうから、その都度土下座しておかなければならず、待たされたり、並ばされたりする事に慣れっこになったのではと思ったりもします。

 人目を気にする

 人前で声に出して文句を言ったりという光景も見かけることはありません。これもよくいえば、「こらえる事の出来る紳士」ですし、わるくいえば「泣き寝入り」なのかもしれません。これが西の方では、おかしいと感じたら平気で文句をいうし、そうした光景はよく見受けます。


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