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三浦半島気まぐれドライブ


 『少しは身体や心を休めた方が良いよ!』と息子からこのところ盛んに勧められるんです。この日は朝起きてみると台風6号も去って爽やかな天候になっているのにビックリしました。急にドライブに出かけたくなり、「伊豆の温泉にでも行ってみるか?」と妻を誘ってみました。

 5分もかからず準備を済ませ、近くの塩浜I.Cから湾岸線に乗り横浜方面へ車を走らせます。そういえばこのコースは一昨年の秋頃にも「箱根へ行くぞ!」とわめき、突発的なドライブに出かけた事を思い出しました。

 ただ出発した時刻も今日は10時を過ぎていましたので、「伊豆ではなく、一歩手前の三浦半島止まりにしようよ!」と急きょコースの短縮です。横須賀I.Cから衣笠を経由して三浦海岸へ出ますと美しい砂浜が目の前に現れました。


 車を止め砂浜へ腰を下ろし30分ほどさざ波の音にずっと耳を傾けていました。波の音はすごく心を落ち着かせてくれるんですね。また、偶然にもその目の前には歌人の若山牧水の資料館があり、妻に強引に引っ張られる形でしばし歴史のお勉強です。

 丁度引き潮時でしたので、そこには懐深い砂浜が展開すると同時に、長く続く海水浴場にはまだ数こそ少ないものの、真っ黒に日焼けしたサーファー達が夏のページを一足早く開いておりました。夏休みにはこの海岸一体は芋の子を洗うほどの凄い混雑になるんでしょうねぇ。

 『三崎まで足を伸ばして美味しい魚でも食べるといいですよ』とそこの館長さんに勧められました。時計を見ると12時を回ったばかりで丁度お昼には打ってつけです。三崎港に着くとやたらとマグロ料理をうたい文句にした看板が目に付きます。その中でも近所の人から仕入れた情報によると、お薦めは漁師の奥さん方が経営しているという家庭料理的なお店です。

 それは港にくっ付く形である生鮮ジャンボ市場のちょうど対岸にあるログハウスのお店です。そこで妻は「海老とイカのかき揚げ天ぷら定食」、私は「マグロのカマ煮定食」を注文。それぞれ800円と700円の安さです。


 二人で半分ずつ食べましたが本当に美味しかったです。東京に出てきて外食した今までの中で1、2を争う美味しさでした。特に私はかき揚げ天ぷらが好きなんですが、これは間違いなくNo.1でした。必ずもう一度食べに行くつもりです。それぐらい美味しかったです。日帰りドライブのお薦めスポットです。

 油壺に行きますと秘密基地かというほどその入り江には一杯のヨットが停泊していました。「こんなに金持ちがいるのか?」とビックリ仰天。思わず車を止めてパチリ。私にとってヨットは一生縁の無い世界です。


 帰りは海沿いにコースを選んで帰ろうと思い、野比、久里浜、浦賀、大津、横須賀と初めての町並みを見ながら車を走らせますが、家の途切れる暇がないんです。とにかく想像以上の人口過密地帯に驚きました。横浜の大都市をバックに控えるからなのでしょうが、三浦半島だけでも相当の人口が住んでいそうです。


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