トップ情報最近のニュース最近のニュース2004>九十九里浜

九十九里浜


 千葉県の外房地方大網白里に行ってきました。一日空いただけで連日千葉県での仕事です。湾岸沿いの東関東道を通り市川、習志野、千葉までは東京の一角といった雰囲気ですが、宮野木ジャンクション辺りから大都市東京の影響は薄れます。さらにそこから10キロほど走ると内房と外房方面に分かれます。千葉県はお米所ではないように思っていましたが、車のフロントガラス越しに入ってくる丘陵地帯と広い平野部にはかなり稲田が目立ちます。ちょうど穂をつけたところで、葉の緑と穂の黄のコントラストが食の実りの喜びを感じさせてくれます。

 そんな稲田を両脇に従えながら、真っ直ぐに走ると白里海水浴場まで出ました。月曜日でしたからビーチに人影はまばらでしたが、左右に延々と続く砂浜はどちらもかすんでその先がまったく見えません。車を停め波打ち際まで歩いて行きましたが、瀬戸内の磯の香りと比べてずいぶん薄い感じです。アサリやハマグリの貝汁を飲んでも魚を食べてもよく分りますが、瀬戸内の魚介類はエキスが濃くて味に複雑な綾を感じます。それに比べ、この広々とした太平洋に川からの栄養が流れ込んでも入り江や湾になっていないので薄れて行くのではないでしょうか?。


 すぐに車に戻って、海岸線沿いに伸びる九十九里道路を銚子方面に向かって走りました。九十九里浜と名がつくだけあってその長さには本当に驚かされました。それと一つだけ疑問に思ったのは防風林と防砂林がほとんど無い事です。この地方の海風はそんなに強くないのでしょうか?。日本海側の北陸の海岸では松の防風林が強い風の影響で45度ぐらい傾いています。同じ砂浜でも所によって大きな違いがあるんですね。特に鳥取砂丘の場合は波打ち際と砂丘の一番高いところでは数十メートルほどの高低差があります。


back