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サービスエリアでCDを買うのが楽しみ



 この最近高速道路のサービスエリアでCDをよく買います。何気なく買った和田弘とマヒナスターズ、これは良かったです。10枚外れがあってもこれ1枚に巡り合えたら安いものと思えるほど得るものが沢山ありました。

 イントロのむせび泣くようなスチールギターのメロディー、癒しの極地です。何て上手いんだろう・・・!、私は独り言は滅多に言いませんが、思わず声に出てしまうほどです。

 その後に三原さと志の魅力的な歌声が聞こえると、「日本語ってこんなにきれいな言葉だったのか!」と再認識させられます。この時代は発声練習を積み言葉を大切にして歌っているんですね。「まるで日本語を顕微鏡で見ているよう!」こんな形容がピッタリです。

 シャンソンの金子由香利、これも素晴らしいです。最近のディスクに一番欠落している生々しさは特急品です。車の中で聴いていると私個人に歌いかけているように錯覚します。まるで耳元で囁いているようなくすぐったさです。

 調子に乗って買った”やしきたかじん”。これは最悪でした。歌は上手いのにマスタリングが拙いのでハートにまで届かないのです。低音部が声に被ってしまうほどです。ギターの音色も美しくありません。腕の良いエンジニアーに担当してもらったら良かったのにと思います。あのうるさい”たかじん”がこの出来にどうして文句を言わなかったのか不思議です。


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