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秋田湯沢の散髪屋さんでの出来事
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チョキ、チョキ、チョキ、チョキ・・・
チッ、チッ、 チッ、チッ・・・
耳元でやけに心地良いハサミの音がします
そのリズミカルな響きに、思わず私は
「ハサミの音がリズミカルですね!」と口を開けました
『そんな事を言われたのは初めてで、恥ずかしいです・・・』
『私もこんなに切り易い髪は初めてだと思いながら切っていたんですよ・・・』
「そうですか、私は毎日のようにシャンプーしますが、整髪料も何もつけないんです」
「だからハサミの動きがスムーズなのかもしれませんね」
当のご本人は気がついていなかったのでしょうが、実は鏡の上にあるレコード盤で出来た時計の音とハモッていたのです。
無意識のうちのデュエット状態だったのでしょう。
「私はステレオ屋なものですから、ついついそんなところに耳が向くのでしょう」。
「年代物に見えますが如何なんですか?」
『そうなんです、実は主人の持ち物でして独身時代に東芝EMIで働いていた時に手に入れた物なんです』
「あっそう・・・、じゃあこの時計の方が貴女より古株なんだ」
「そらそうと、女性の理容師さんて珍しいですよね」
『この湯沢では片手間のような形でやっている女性理容師は意外と多いんですよ』
「私の人生の中でこんなに気分よく散髪して貰ったのは初めてでした」
「プロの方が使うハサミを触らせてもらっていいですか?」
親指の部分が自由に動くようになっているタイプの物は初めて目にしました
記念に写真を撮らせて頂きました
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