トップ情報最近のニュース最近のニュース2008国民生活白書

国民生活白書



 消費者に焦点を当てた国民の生活白書が発表されました。いくつかのデーターが公表されましたが、その中で最も気になったのが社会貢献意識の推移です。

 70年代中頃〜80年代中頃は「社会の為に役立ちたいと思っている」と「あまり考えてない」が半々です。'87から少しずつ役立ちたいが増え始め、'91に大きく増加しています。そして失われた10年と言われた間は横ばいが続き、世界不況の'08で更に増えて7:3にまで開きました。



 ◆'76〜'77と'90'〜91の2ヶ所に大きな変換点があります。

 '76年はロッキード事件による田中前首相の逮捕

 その年の流行語は国会証人喚問で乱発された「記憶にございません」

 映画では「ロッキー」

 流行歌は小林旭の「昔の名前で出ています」がヒット


 ◆'90は湾岸戦争

 ドイツの東西統一

 平成の天皇が即位

 日本経済のバブル崩壊

 流行語は「アッシー君」、「成田離婚」

 スーパーファミコンの大ヒット

 ベストセラーは盛田昭夫、石原慎太郎の「NOと言える日本」

 
 ”社会の役に立ちたい”とか、”何かをしなければ”と思うきっかけは、”まさかと思うような大きな出来事”と繋がっているようです。

 ◆'08のその象徴ともいえる出来事は、100年に一度と言われるアメリカ発の世界的不況であり、アメリカ初の黒人大統領誕生にも現れているのではないでしょうか・・・。


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