3日目はT.H.E. SHOWと言って、CESと同じ開催日に別の会場でオーディオショーがあります。私が泊まっているBally'sというホテルの前のFlamingoというホテルで開催しています。
こちらは、ヴェネチアンとは違ってフランクな感じです。聞くところによると出展料も半分ほどで、少しずつCESから移ってくる会社が多いそうです。
ローサーのフルレンジユニットを使ったスピーカーですが、どこか誇張された音があってまとまり感に少し欠ける印象を持ちました。シルエットが奇抜なだけに音をまとめ上げるのは大変さがあるのでしょう。策に溺れ過ぎ無きにしも非ず。
これだけ拘って作っているんだという所を見せたいのでしょう、入ってすぐにエンクロージャーのカットモデルがありました。確かに手間と金は掛かっていますがこれは明らかにやり過ぎ。
凄いようですが、B&Wのマトリックス方式の流れを汲んだ物で特に新鮮とは言えません。案の定鳴らなくした箱特有の音がしていました。値段までは尋ねませんでしたが、恐らくかなり高いと推測します。
大型バーチカルツインのスピーカー。この方式のスピーカーも数社展示してありましたが、私が20年前に数台売ったことのあるMerlinのExculiberの音を未だ超える物に出会っていません。
デジタルケーブル1本繋ぐだけでO.Kのスピーカー。DAコンバーター、アンプ内臓です。薄っぺらなアルミの筐体ですが、結構豊かな低音が出ます。熱心にも後日メールで案内を貰いましたので、ウェブを拝見したところFerrariのブランドを冠したスピーカーが載っていましたのでOEM供給しているのでしょう。右下の写真の青いスピーカーがそうです。
http://www.dwcollection.com/index.php
Evolitionというスピーカーです。恐ろしくお金が掛かっているであろう仕上げです。音はハイエンド特有の鈍重なサウンドでした。こうしたサウンドが一つの潮流としてあるのですが、私が求めんとする音とは正反対です。