日本のメーカーAudio Note/Kondoからプロトタイプとはいうものの、ほぼ完成形に近いスピーカーが出品されていました。今すぐに発売しても何も問題ないほどにまとまっていました。オール励磁型という拘りには凄い意気込みを感じました。
Audio Noteというと、銀線をベースにしたアンプ等超高級品を作るメーカーとして有名です。このスピーカーも恐らく1,000万円クラスの物になるのでしょう。このデザインであり仕様は有るようでない物ですから、一部の富裕層の注目を集めるものと思います。
このブースはNADの安いアンプとCDプレーヤーを使っているにも拘らず結構いい音を出していました。ユニークなコンポーネントの脚が一躍買っているのだと係員の方は力説していました。
フィルム振動板とウーハーのハイブリッド、この方式はマーチンローガンがあまりにも有名ですが、本家より随分力強い音を聞かせていました。パーカッションも聴けるレベルでしたのにはちょっとビックリしました。
コンデンサー型の横綱といっても良いSound Labです。今回のタイプとサイズ的にも殆ど同じ物を私の友人が持っていて、20年近く前に聴かせて貰った経験がありますが、その時の印象が蘇りました。相変わらずゆったりとした風格のある音であります。
部屋に入った時にはビブラホンが鳴っていましたが、その音は素晴らしく他のどんなスピーカーからも出せない味と魅力を備え持っていました。ちょっとやそっとでは驚かない私ですがこのスピーカーは一目置きます。