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ラスベガス最後の夜

アメリカのビュッフェ形式の食事に飽きてきたので、最後の夜はタクシーでラスベガスの街外れにあるチャイナタウンへ食事に出掛けました。

店内には数組が並んで待っているほどの盛況ぶりです。見るからにおいしい料理を食べさせてくれそうな予感がします。最初に出てきたお任せ冷采に鳥のつま先がそのままの姿で出てきたのを見るや否や食傷してしまいました。

周囲ではウェイターがガチャンガチャンと大きな音を立てながらテーブルの後片付けをしています。そんな事も重なって、運ばれて来た5〜6品の料理はお腹は空いてるにも拘らず、箸を運べど口には何も入らずガックリ来ました。

さて、明日の朝は早いので、4時半には空港に向けてホテルを出なければなりません。お土産を今晩中に買っておこうと、CAESARS PALACEに入りました。カジノを通り抜けショッピングモールに入って、そのスケールの大きさに度肝を抜かれました。

 

ホテルの建物の中のはずなのに五差路交差点のようになっていて、その天井は夜なのに青空が広がっているんです。何とも不思議な光景です。歩けど歩けど建物の外に出られません。それぐらい広いんです。空腹の上に歩き疲れたので、モール内のベンチを見るとそれに吸い込まれるように私はへたり込んだのでした。

 

カジノ近くですれ違う人の顔は目がつり上がりまるで獣のようです。「そんな欲望を露にした人達とすれ違う度に体力を奪われる」そんな形容がピッタリです。ラスベガスの街に来るにはどうやら年を取り過ぎていたようです。

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