決勝トーナメント進出を掛けたデンマーク戦が25日だという事は分っていたけど、日付が変わってすぐとは思っていなかった。朝起きて、”さぁ今日は何時からあるのだろう”と思っているところに、『日本勝ったよ！』と妻から聞いた。
そうだったのか！、25日といっても1時2時は私にとってはその日の感覚なので、すっかり思い違いをしていた。リアルタイムで観たかったものだ。それにしても、3対1とは恐れ入った。
決定力に欠ける日本のレッテルを返上する快勝だ。ビッグマウス本田がカメルーン戦に続いて、”新さむらい魂”を見せつけてくれた。それは中田に代わる新リーダー本田が誕生した瞬間でもあった。
ワールドカップ直前の親善試合ではずっと負けてばかりだったので、3戦3敗、若しくは1分け2敗、最高で1勝1敗1分けかなと自分なりに予想していた。嬉しい方に覆してくれたものだ。
開幕直前には岡田監督が犬飼会長に、「自分でいいんですか？」と辞意表明あるいは監督放棄とも受け取れる発言があったので、国民みんなが心配したと思う。自分から投げ出す事は出来ないまでも、「いっその事首にしてくれた方が楽だ」といった気持ちから出たのだろうと思う。成った者にしか分らない代表監督の重圧に襲われたのだろう。
岡田監督は日本人監督として一次リーグ突破を成し遂げた最初の人物です。思い起せば12年前、加茂監督更迭の後を急遽引き継いで、日本を初めてワールドカップに出場させたのも岡田監督でした。
火事場の馬鹿力というのでしょうか、岡田監督はいつも大どんでん返しをやってくれます。最悪だと思ったところから這い上がるのですから喜びもそれだけ大きいわけです。
困った時の岡田頼みが今回も実った訳です。
本当の勝負はこれからだ！
歴史を塗り替えるんだ！
岡田監督も選手も燃えています。
勝利する度にチームの結束力が強くなっています。個の力では欧米の選手に敵わないのは分かっていますが、日本の世界に誇れる最大の能力と言えば「和」です。その真の力を発揮する時が来たのです。決勝トーナメントも頑張って欲しいものです。
