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菅首相の言動

参議院戦直前に自民党案に便乗するかのように、どさくさ紛れに消費税10%を口にしてからというものは一気に支持率が低下。それを躍起に盛り返そうとして、「低所得者の皆さんには税の還付をします」という言い訳じみた飴と鞭との使い分けに走ってしまった。

その低所得者の線引きとなる年間所得にしても、200万未満と言ってみたり、その翌日には300万、400万と猫の目の如くコロコロと変わった。そんな場当たり的でいい加減な首相の演説に国民は一気に嫌気がさしたようだ。

そこには自、社、さきがけ連立政権の厚生大臣として薬害エイズ問題で人気を博した菅氏の姿はどこにもなかった。首相になった時点で目的を遂げたかのような行動である。これからがスタート、これからが真の実力の発揮のしどころであるはずの時に、まるで敵前逃亡と言われても仕方のないような言動です。

案の定選挙結果はさんさんたるものでした。そしてその後に採った行動も誉められたものは何一つなく、口を開ければ開けるほど指導力と自身の政治力の無さを露呈するものばかりでした。

現職法務大臣である千葉氏に国民がノーの審判を下したにも拘らず、「そのまま現職に留まって職務を全うして欲しい」と留任を要請したののもその一つ。選挙というシステムそのものを愚弄したのである。

また、歴代の民主党代表を務めた鳩山氏、岡田氏、前原氏といった面々に頭を下げてでも、自分の保身に躍起な姿は見ていて見苦しい。中でも「しばらくは大人しくしていて貰いたい」といって、自ら葬り去ったはずの小沢前幹事長であり元代表にも「会って謝りたい」とラブコールを送っているが返事すら貰えないあり様は哀れと言う以外のなにものでもない。

イライラしたりすぐに腹を立て切れたりする事から「イラ菅」と言う仇名が付いているのはあまりにも有名です。そんな性格だから媚びだけは売らないのかと思いきや、何が、何が、いとも簡単に売ってしまうのには驚きを越して開いた口が塞がらなくなってしまった・・・。

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